誰も一人ぼっちにさせない世界へ。力を合わせて一歩前へ。

子どもと過ごす日々は最高に幸せだけれど、正直辛いことだってある。

初めての子育てや、県外から嫁いできたママはとくに分からないことばかりで知り合いもおらず、不安が募るもの。

そんなときに
「誰か頼れる人がいれば……」
「不安を分かち合える人がいれば……」
こう思ったことはないでしょうか？

「ママや女性の孤独を防止する」

ママ集まれ！が発足当初から掲げてきたこのミッションをさらに前進させられる連携先として、MIYAZAKI AMATERASU PROJECT様（以下、宮崎アマテラスプロジェクト）と宮崎のママ集まれ！が連携協定を結びました。

連携することで、私たちママや女性にとって、どのような良い影響があるのでしょうか？

宮崎アマテラスプロジェクト代表の中村まきさんにお話しを伺いました。

中村まきさん

宮崎在住。
地方/都市の垣根を超え、ブランド構築、マネジメント、プロダクト立案、販路拡大、営業代行など総合的なビジネスサポートを行っている。
クライアントは個人から中小企業、地方自治体、著名人など多岐にわたる。

・KONOHANA代表
・MIYAZAKI AMATERASU PROJECT代表

まきさんインスタグラム

「地域おこし」と「ママや女性の孤独の防止」2つの団体を繋いだ共通の想いとは

宮崎アマテラスプロジェクトは「10年先の宮崎を豊かにする地元民による、地元のための本気の地域おこし」を合言葉にさまざまな分野のプロフェッショナルが集い、隣県宮崎で地域おこしに取り組んでいる団体です。

「地元産業・農業の底上げ」「神話宮崎の神社・観光のアップグレード」「文化・アートとしての宮崎にスポットをあてる」のビジョンのもと、2024年5月から「神様のごちそうマルシェ」と題して生産者・地元消費者・旅行者を繋ぐ食のマルシェを宮崎市住吉神社にて開催しています。

「地域を盛り上げる、県の魅力を外に伝える」という側面が取り上げられることの多い宮崎アマテラスプロジェクトですが、プロジェクトを支える大きなビジョンが実はあと2つあります。

それが「女性と子どもの支援と底上げ」「移住者と地元民の繋がりをつくる」というもの。

「自然に恵まれ、のんびりしたイメージのある宮崎ですが、実は自殺死亡率や離婚率が高いなど女性にとってマイナスな側面が結構多いんです。そのわりにコミュニティが育っていない、屋内で遊べる施設が整っていない、情報格差が大きいなどの課題もあります」

ママや女性の孤立にくわえ、移住者の孤立も、まきさん自身身近に感じていた問題でした。

宮崎アマテラスプロジェクトを運営する宮崎在住のメンバー3人のうち、まきさん以外の2人は県外からの移住者。地域の方に聞きにくかったり、地元の輪に入りづらかったりという話を普段から耳にしていたそう。

「ママや移住者の『地域での孤立』という課題を解決するためにコミュニティをつくりたいと考えていました。そのために、直接お母さんや女性の悩みを拾い上げているところがあれば連携ができたらいいねとメンバー内で常々話していたんです」

そんな折にママ集まれ！代表の本室とご縁が生まれ、宮崎アマテラスプロジェクトの掲げる｢女性と子どもの支援と底上げ｣、ママ集まれ！のミッション｢ママや女性の孤独の防止｣が一致したことが、今回の連携に至るきっかけとなりました。

宮崎アマテラスプロジェクトとママ集まれ！。2つの団体が手を取り合い、今後どのようなことを計画しているのでしょうか。

「まずはママ集まれ！の活動をもっと宮崎のママに知ってほしいですね。宮崎のママの中にも知らない人は結構いると思うので。知らないのは本当にもったいない！」

宮崎のママ集まれ！をアピールしていきたいと意気込みを話してくださったまきさん。
ご自身が子育てしている頃はこんなにいいコミュニティはなかった……と振り返っていらっしゃいました。

「コミュニティを続けていくって本当に難しいんですよ」
運営の難しさを知るまきさんだからこそ、ママや子育てのくくりに捉われず、女性としても楽しめる場を何年も提供しているママ集まれ！の存在に驚いたそうです。

神様のごちそうマルシェでも、子ども向けの企画を今後行っていく予定とのこと。宮崎のママ集まれ！と何かしらの形で連携していけると面白そう、とワクワクした顔でお話しくださいました。

「1+1」でなく「かけ算」の連携で、ママや女性の孤独の防止を広げていく

宮崎アマテラスプロジェクトが提供している、マルシェをはじめとした地域おこし。ママ集まれ！が提供している情報やコミュニティ。

どちらも人が集まるきっかけではありますが、大切なのはそのきっかけを活かして繋がりをつくってもらうこと。

「この繋がりをつくっていくことが、本当の豊かさに通じていくのではないでしょうか」と語るまきさんの目に迷いはありません。

「宮崎のママも参加する形で地域おこしができればいいと思いますし、地域おこしが逆にママたちのコミュニティの場になればさらに面白くなるだろうなと思います。そのためにお互いの良さを活用して、できるだけ多くの人に来てもらえるような場のつくり方や、参加しやすい空気感を一緒につくり上げていけたらいいですよね」

宮崎アマテラスプロジェクトが持つ心を打つ企画力や人を集める力と、ママ集まれ！が築き上げてきた、ママたちのより所になるような優しい空気感。この2つが合わされば、それぞれの活動がより多くの人に伝わり、救われるママの輪が大きく広がっていくのではないでしょうか。

連携によって「1+1」が2倍にも3倍にもなる。そんな化学反応が起こることが今から楽しみです。

｢ママや女性の毎日をもっと楽しくもっと豊かに。それにより孤独を防止する｣⁡

ママ集まれ！が掲げる理想の実現に向けて、まずは宮崎から始めよう。

新しい一歩を皆様も楽しみにしていてくださいね♪