みなさんこんにちは。Educationコラムを担当しています。森田のりこです。
節目の季節の3月です。4月からは新生活に心を躍らせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、【これからの時代に必要な能力】をテーマに現役小学校教諭にインタビューしてきた内容を3回に渡りお伝えしたいと思います。
*インタビュー内容を森田フィルターを通してのお伝えとなります。
第1回:こんな子どもは学力も人間力も伸びやすい
第2回:次世代を生き抜く子を育てるには
第3回:これからの英語教育について
こんな子どもは学力的にも、人間力的にも伸びやすい
【こんな】とはどんなものだと思いますか?
特に、成績に差が出てくるといわれる、高学年になって伸びやすい子
それは、能動的な子だそうです。
「能動的」と言われたら、内気な性格の子はどうしたらいいの。と不安になりますよね。
性格的に内気だ、外交的だ。という事ではなく、【自分の意志がある子かどうか】という意味です。
では、どのようにしたら、能動的な子に育ってくれるのでしょうか。
高額な月謝を払って習い事に行かせる事でしょうか、それとも、高価な通信教材でしょうか。
いいえ。そうではなく、
家庭でのコミュニケーション時間
これが一番大事だと言われています。
インタビュー中も、学校にあがる前、あがってからも、家庭でコミュニケーションの素地(土台)を作ってもらいたい。と強く言われていました。
ご家庭でコミュニケーション時間はとっていますか?
ご家庭でコミュニケーション時間はとっていますか?
そのコミュニケーションの中身はどんなものですか?
ここで、このコラムを読んでくださっている方のためだけに、コミュニケーションを上質なものにするヒントを1つお伝えします。
キーワードは【一緒に】です。
親子のコミュニケーションで、親が子どもの上に立つ必要はありません。親が先生になる必要もありません。
子どもと一緒に悲しみ、一緒に喜び、一緒に考え、どちらかと言えば、親のポジションは横です。子どもと横並びで平行して歩むぐらいでちょうど良いとも言えます。
親が子どもの上に立ってしまうと、子どもは、発言にプレッシャーを感じ正解を求めます。
例えば、テストを持ち帰ったとしましょう。
その点数が悪かった時、よかった時、あなたならお子様になんと声を掛けますか?
少し考えてみてください。
寄り添い、目を向け、お話をしてもらいたい
今回は、どんな声掛けが正解なのか、不正解なのか、は大きな問題ではなく、目に見えている結果(できているか、できていないか、何点とったか)にばかり目を向けるのではなく、子ども達はその点数をとるまでに色々なプロセスを経験します。
そこに寄り添い、目を向け、お話をしてもらいたい。
これが先生が言われてた内容となります。
つまり、テストの点数は今の状態の氷山の一角であり、それまでの過程で、子ども達は一生懸命もがき、考えています。
そこに目を向けてほしい!という愛のある内容のメッセージだと私は受け取りました。
学びを楽しい物にするには、大人の声掛けはとても大事になります。
間違いばかりに目が行ってしまう時、もしかすると、あなたの位置はお子様の上に立ってはいないでしょうか。
あなたの位置をお子様と同じにした時、見えてくるものは違ってくるのではないでしょうか。
間違えていた箇所は、次はどうしたら間違えないようにできるか。
親子でコミュニケーションをとる最高のきっかけです。
お子様の発する意見を尊重するコミュニケーションの中で育った子は、きっと、将来伸びる子(学力的にも人間力的も)になるのではないでしょうか。
次回の森田担当Educationコラムでは、【次世代を生き抜く子を育てるには】について書かせていただきます。
どうぞ楽しみにお待ちください。