4月は進級・進学の時期ですね!新しいクラス、新しい先生、新しい友だち・・・子どもたちはドキドキワクワクソワソワ。提出物は盛りだくさん、「これ出しといてよ!」「先生なんて言ってた?」「なんで聞いてないの!!」・・・なんて言葉が多くなってしまう時期ですよね。
そこで今回は、うちの子、話や指示を聞くことが難しい・・・聞いているのに理解できていない・・・そんなママたちの助けに少しでもなれればと思っています。
なぜ話を聞くことが苦手なのか?
注意力不足や言葉の理解の弱さ、耳から入ってくる情報をキャッチする力が未熟などなど・・・理由は一つだけじゃないです。そして、いくつもの理由が重なってというお子さんもいます。お子さんによって理由は異なるし、話や指示を聞く環境によっても異なります。苦手の原因によって、サポートの仕方も変わってくるのですが、まず試してほしいなといういくつかの具体的な例を挙げてみます。
具体的なサポートの仕方
今回は4つの例を挙げます。
(1) 話を始める前に、注意を促す
「今からあなたに向けてお話をするよ」と肩を叩いたり、名前を呼んだりして合図をすることで、子どもたちは「僕に向けて話すんだな」「聞かないといけないな」という気持ちになります。この1クッションがあるのとないのとで、話の理解度や指示の通り方が全然違います!まずは話を聞く時間なんだと意識させることが大切です!
(2) 目の前で視線をあわせて話しかける
子どもの視線までしゃがみ、目を見て話しかけることも有効です。子どもたちの視界に入ることで、話を聞こうとする姿勢づくりができます。また、子どもが話をしっかり聞いているかどうか、表情や目線から判断することができます。
(3) 周囲の雑音を消す
子どもたちが話を聞きやすい環境を整えてあげます。テレビがついているところや、音楽がかかっているところで話をされても、子どもたちの意識はテレビや音楽に向いてしまいますよね。テレビの音量を下げたり、「1回止めていいかな?お話があるんだ〜」と声をかけたりして、子どもたちが話を聞くことに集中できる環境づくりをしてあげましょう!
(4) 内容を簡潔にまとめ、目で見てわかるようにする
「あれしてこれして、それから○○で、これはあそこに・・・」などと一気にたくさんいわれたら、大人のわたしたちでも混乱しますよね。「まずは○○してね。終わったら次にすること言うね!」などと指示を分けるのもいいですし、「やること冷蔵庫に貼っておくね!見てね!」と伝えて、箇条書きにしたやることリストを貼っておくのも効果的です!耳で聞くだけよりも、目で見たものの方が記憶に残りやすいお子さんもいますので試してみてくださいね。
最後に・・・
今回は4つの例を挙げましたが、これが全てではないです。文字ではなくイラストや写真を見せる方法や、指示をした直後に復唱させる(同じように繰り返して言わせる)方法などいろいろな方法があります。また、いくつかの方法を組み合わせることでより効果があることもあるんです。お子さんに合ったサポートをして、話や指示を聞く態度や力を身につける手助けができるといいですね!