特別な日の隠れ家レストラン。M.Miuraさんへ行ってきました！

今日は大切な人のお誕生日。
おいしいお料理とあたたかな空間でお祝いしたいなと、以前から気になっていた杵築にある『M.Miura』さんへ行ってきました。
事前に調べてみると、ホームページでは『大分-OITA-の自然、国東-KUNISAKI-の文化、フランス-ラングドック-の感性、想像する-Imagination-一皿に想いをこめて。』となんとも惹かれるキャッチコピー。訪れる前からワクワクします。

Contents

杵築市のM.Miuraさんへ
旅先で出会う料理からインスピレーションされ生み出される逸品
その日捕れた新鮮な魚介類でメニューを組み立てる
ノンアルコールシャンパンで乾杯
外はカリっと中はフワッ。おかわり自由の焼きたてパン
シェフがお料理に興味をもったきっかけ
品数の多さにビックリ
季節を感じる逸品を
ここにしかない野菜に出会える場所
お誕生日のサプライズ

杵築市のM.Miuraさんへ

『M.Miura』さんは、大分市内から車で約１時間、杵築城から車で10分ほどの奈多海岸の手前にあります。本場フランスの３つ星レストランでも修行をつまれたオーナーシェフが、こだわりと優しさいっぱいのお料理を出してくださるお店です。
中に入ると、レトロな喫茶店の雰囲気とフランスの田舎町のレストランを融合したような、ゆったりと落ち着く空間が広がっています。

今回はお誕生日会ということで、素敵な個室をご用意してくださいました。お誕生日のお祝いはもちろん、お節句など親族が集まって大切な日のお祝いをしたり、ちょっぴり贅沢な大人の女子会をしたり、特別な日のお祝いにピッタリな場所です。

旅先で出会う料理からインスピレーションされ生み出される逸品

前菜の『自家製スモークサーモンとアボカドのパニプリ』。
コロンとまあるいフォルムに、黄色の小さなお花がとてもかわいい一品。
シェフの趣味の一つは、旅先での食べ歩き。こちらのお料理は、シェフがバンコク旅行中にインド料理店で出てきたお料理をアレンジされたものだとか。外はカリっと、中はサーモンとアボカドの甘みがとってもおいしく、味も食感も楽しめる一品でした。

その日捕れた新鮮な魚介類でメニューを組み立てる

シェフのこだわりのひとつが『その日捕れた新鮮な魚介類でメニューを組み立てる』こと。朝6時に市場に行き、市場で購入した材料をみて11時半の開店までにメニューを組み立てるそうです。こちらの前菜は『青ナマコと山ウドのマリネ』。コリコリしたナマコと、酸味のあるソースがとてもおいしい一品。市場に入ってくるお魚はその日によって違うので、メニューは同じ時季でも変わることも。いろんなお料理を楽しめるので、何度も通いたくなります。
予約のお客様でアレルギーがある方は、事前にお伝えすることで、配慮したメニューに変更してくださるそうです。

ノンアルコールシャンパンで乾杯

今回は車の運転があるのでノンアルコールで乾杯。おいしい料理に、話もどんどん弾みます。

外はカリっと中はフワッ。おかわり自由の焼きたてパン

フランスで定番の『白ゴマ食パン』と、九州産全粒粉を使用した『全粒粉パン』。焼きたてアツアツで、外はカリっと、中はフワッ。おいしくて何個でもおかわりできそうです。

シェフがお料理に興味をもったきっかけ

シェフにお話を伺ってみました。

【シェフ】
元々、ここのお店は母が喫茶店をしていました。お店で料理をつくる母の背中を見て、料理に興味が出てきました。その後高校生になってからは、フランス料理店でバイトをはじめ、どんどん料理にはまっていきました。高校卒業後は東京のフレンチレストランで修業。３年後、フランス語はあまり話すことができない中、単身でフランスに渡りました。何か言われても全部「oui（ウイ）→はい」
と返事をしていました。でも、「お前わかっていないだろう」と言われたときに「oui」と言ってしまい、ばれちゃいました（笑）30歳までにはお店を出したいと思っていて、ここは28歳でオープンしました。

シェフがお料理好きとなったきかっけのお母さまも、一緒にお店を手伝っていらっしゃいます。「フランスに行くのもびっくりしたけど、本人のやりたいことをしたらいいと思っていました。」と、謙遜しながら答えられるお母さま。やりたいこと、好きなことを極めたシェフも素敵ですし、今でもずっと、シェフのやりたいことを応援しているお母様もとても素敵だなと感じました。

品数の多さにビックリ

前菜の『ブト海老と甘草のキッシュ』。
前菜3品目です。正直フランス料理ときくと、食事の量は少ないと思っていたのですが、前菜ですでにお腹がいっぱいになりそう。でも、味付けがどれも素材の味を生かした優しいお味のものが多く、何よりどれもおいしいので、パクパク食べられます。

季節を感じる逸品を

スープは『新玉ねぎと大根のスープ、ツワブキのフラン』。
『東京で修業をしているときは、周りを見渡しても季節を感じることができなかった。ここ国東半島は自然の宝庫。季節を感じる料理を楽しんで欲しいです。』と話すシェフ。スープの上のきれいな薄紫色の実は、コムラサキの実を乾燥させたもので、春の彩りとして見た目も楽しませてくれます。

ここにしかない野菜に出会える場所

『ホウボウのソテー　国東産チリメンキャベツ、ブロッコリーソース』
シェフからお料理の説明を聞いていると、初めて聞くお野菜の名前がたくさん出てきます。国東半島では、希少なお野菜を作っている方が多く、シェフは率先して使用されているのだとか。行ったことない国のお料理、初めて食べるお野菜、シェフのお話をきいていると、次はどんなお料理が出てくるんだろう、どんなお味なんだろうとワクワクします。