おうちの準備
産休に入って、少しずつ出産への実感が湧いてくるこの時期。
ご自宅(ご実家)の準備も早めに考えておきたいポイントです。赤ちゃんの寝る場所、日中過ごすお部屋、服やオムツ等の物品の配置、沐浴の場所や導線等、赤ちゃんの安全や心地よさを第一に考えてみましょう。
洗濯物も増えますし、どのタイミングで洗濯機を回すか、ミルク補足する場合に哺乳瓶は何本用意してどう回すか等、シュミレーションしながら準備されると良いと思います。
チャイルドシートも人数分車に乗せられるか、狭すぎないか等も再度確認してみましょう。
ご縁があれば、先輩ママパパから譲っていただけるものがあるかもしれません。この温かい思いのたすきリレーも大切にしたいですね。
家族の準備
出産施設や自治体、オンラインでの両親学級等も受講しておくと、たくさんの気付きがあると思います。おじいちゃん・おばあちゃん向けの孫育て教室もありますね。多胎向けがあればbetterですが、そうでなくとも特に初めて赤ちゃんをお迎えになる方は、ぜひ受講されることをオススメします。
パパの育休はどうされますか?取るか・取らないか、取る場合は、いつ・どれくらい取るのか。法制度もどんどん改定されています。その視点も、取るか・取らないかではなく、取ってどうするか、そんな風に変わってきていることもポイントです。
同じ時に同じ事象に対して全員で頑張っていると、疲れる時も同じ時。順番に休めるような役割分担、生活スタイルをイメージしておきましょう。
家族だけで頑張ろうとしない
シュミレーションしていても、家族の力だけでは難しくなることもたくさんあります。その際は、自分達だけでどうにかしようとせず、他のサポートや便利グッズもどんどん活用しましょう。地域の子育て・多胎支援サービス、オンラインでの繋がり、時短家電やアウトソーシングも多胎家庭の強い味方になってくれます。
妊娠中からたくさんリサーチして、事前登録等が必要なものは保険と思って動けるうちに準備しておきましょう。
出産に向けて
妊娠後期ともなれば、お腹も単胎妊娠の正期産ほどの大きさになり、足元も見えづらくなります。体力が落ちないように動きつつ、引き続き体の声に耳を傾けながら、普段の生活をより丁寧に送ることを心がけたいですね。気になることがあれば、妊婦健診で必ずクリアにしていくこと、また健診を待たずにその都度病院に相談することも大切です。
出産方法についても、少しずつ自己決定できてくる時期かと思います。バースプランもご家族とじっくり考えてみましょう。「主役は私!」です。主体的に、自信をもって臨みたいですね。
出生後の赤ちゃんたちは、
①ママと一緒に過ごせるパターン
②NICUと産科で別々に過ごすパターン
③みんなNICUに入院するパターン
いずれの場合も考えられます。赤ちゃんと一緒に退院する場合もあれば、ママだけ退院して搾乳しながら面会や育児練習に通う場合もあります。
いずれの場合も考えて、心の準備をしておきましょう。
いよいよ…
赤ちゃんたちに会える日も、もうすぐそこまで近づいています。
「みんなで楽しみに待ってるよ」「元気に生まれてきてね」と、たくさん話しかけてあげて、どうぞ温かく迎えてあげてくださいね。
さいごに
「実際生まれたらどんな感じなのかな…?」ようやく実感が湧いてくるのがこの時期の方も多いかもしれません。
やはり頼りになるのは、多胎家庭の先輩ママパパです。ご自身の経験はもちろん、たくさんの仲間の経験も踏まえて、各ご家庭に合った方法を考える材料やヒントを引き出しからピックアップしてくれます。
「ぜひサポートを受けたい!」という方は、「多胎妊産婦さんの訪問等支援事業」をご活用くださいね。
大分県の「多胎妊産婦さんの訪問等支援事業」をご利用ください
「多胎妊産婦さんの訪問等支援事業」=ピアサポート訪問では、助産師と一緒に先輩多胎ママであるピアサポーターが皆様のお家へ訪問し、仲間としてサポートします。
妊娠中に1回、産後(お子様が1歳になる頃まで)に1回の合計2回、無料でご利用いただけます。ピアサポーターには、今の困り事や先輩ママ(ピアサポーター)の工夫など多胎ならではのお話を、助産師には赤ちゃんのことやご自身の体のこと等ぜひ相談されて下さいね。
https://mama-atsumare.com/archives/8600