コラム:子育て

医療的ケア児を知っていますか?

はじめに

昨今、「医療的ケア児」がニュースや新聞に取り上げられることも多くなりました。
2021年6月に「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が成立したことも
大きな影響だと思います。
医療的ケア児は、いま、法律が制定されるほど増え続けていて、生活や支援体制の在り方
にいまだ多くの課題を抱えています。(大分県では令和3年の時点で約130人)

医療的ケア児について、まずはどんな子どもたちか知ってもらうことからお話ししたいと
思います。

医療的ケア児とは


医療的ケア児とは、「日常生活および社会生活を送る上で、人工呼吸器などの医療機器の
使用や、吸引などの医療ケアが欠かせない子どもたち」
のことを言います。
医療的ケア児と一言でまとめていっても、疾患や状態、医療的ケアの種類・程度など、子どもによって在り方は様々です。


例えば、食事を口からうまく摂れない子は、鼻から通したチューブを使って食事を摂ります(経管栄養)。
呼吸が不安定で上手に酸素を取り入れられない子は、人工呼吸器を使ったり、酸素を吸入
したりします。


そもそも、医療的ケア児は、日本の医療技術の進歩、医療機器の機能向上からうまれた存
在です。昔は助からなかったいのちを助けることができるようになりました。
『医療的ケアはがんばった勲章』ともいえます。そして、医療的ケアは、『その子の苦手な
部分、弱い部分を補ってくれているものであり、いのちを支える大切なもの』と理解して
もらえるといいと思います。


しかし、鼻やのどからチューブが入っていたり、いろんな機械をつなげている『見た目』
に、「かわいそう」「見ちゃいけない」という気持ちや、「壊しちゃいけない」と近づく
のを躊躇う気持ちを抱かれることが多くあります。
これを読んでくださった方には、そんな気持ちを「この子ががんばってきた、その勲章な
んだ」と転換してもらえると嬉しく思います。

おわりに


医療的ケア児の他にも、見た目ではわからない、いろんな問題や課題を抱えている子ども
たちはたくさんいると思います。
どんな子どもたちも、かけがえのない宝
お互いの立場を理解し合い、寄り添いあうことで、いろんな問題や課題も解決に一歩近づ
くのでは、と思います。


「医療的ケア児」を知ってもらうことをきっかけに、「どんな病気や障がいをもって生ま
れても健やかにしあわせな気持ちで過ごせる社会」を考えていけたら、と思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

大分県医療的ケア児者の親子サークルここから
大分県医療的ケア児者の親子サークル ここから (peraichi.com)https://coco-color.hp.peraichi.com/
                          代表   安藤  歩