コラム:子育て

どう管理する?子どものスマホ

こんにちは!森田典子(ママ集まれ!副代表/思春期の親子関係専門家)です。

お子さんのスマホやゲーム、YouTubeとの付き合い方に、頭を悩ませていませんか?

「スマホ、いつから持たせるべき?」
「ゲームばっかりで心配…」。

同じように悩んだり、不安になったりしているママは少なくないはず!

今の子どもたちの目の前には、生まれた時からスマホやタブレット、様々なデジタル機器が存在しています。彼らはまさに、デジタル機器と共に育つ世代。
だからこそ、デジタル機器を『使われる側』ではなく『使いこなす側』になることが、これからの人生を豊かにする上でとても大切になります。
それには、「今どんな風に使っているか」それが彼らの未来を大きく左右します。

今回は、皆さんのお悩みに寄り添いながら、明日から実践できるヒントをお伝えしたいと思います。

スマホ漬けに潜む「3つの落とし穴」

なぜ、あんなにスマホに夢中になるんだろう。と首を傾げることありませんか。
夢中になることで起きる問題は、次の3つが考えられます。

  1. 画面の向こうの見えないトラブル: 親の知らないところで、友達との誤解やいじめなど、デジタルの世界ならではのトラブルが起こりやすくなります。
  2. 思春期の脳はスマホに弱い?!: 実は、思春期の子どもの脳はまだ未熟。特に感情のコントロールや判断を司る「前頭前野」が発達途中なので、スマホやゲームの刺激に「夢中になりやすい」傾向があるんです。
  3. リアルな体験の不足: 友達と顔を合わせて遊んだり、失敗から学んだりといった、本来なら経験すべき大切な成長の機会が、スマホに費やす時間によって奪われてしまうことがあります。例えば、相手の表情が見えないやり取りでは、感情の機微を読み取る機会が減ってしまいます。


さらに、夢中になりすぎることで、体調不良、睡眠不足、集中力の低下などの問題も起きてきます。
と、ここまで聞くと、「スマホは悪」「デジタル機器は悪」と感じる方もいるかもしれません。しかし、学校でもタブレットが学習に取り入れられているように、決して「悪」というわけではないんです。

悪にさせず、効果的に使うためにも、これからの子ども達は「使われる側」ではなく、「使う側」になることが大切なんです。
それには、特に小学生以降で重要になるのは、親子でどう向き合い、どうルールを作っていくかが大切になります。


みなさんは、ルールをどんな風に作って、どう活用していますか?
これこそが、最大の鍵になります。
だって、Wi-Fiやスクリーンタイムを制限するだけではうまくいかないですよね。

私の経験から伝えたい「3つの大切なこと」

実は、私も息子が一時的に軽いスマホ依存傾向になった経験があります。

その時痛感したのは、

  1. 子どもの些細な変化に気づける親でいること。
  2. 話し合いができる風通しの良い親子関係を築くこと。
  3. 子ども自身がルールの大切さを理解する

ルールが破られても、それは「改善が必要」なサインです。
話し合いを諦めないことが、解決への道を開きます。

デジタル機器との付き合い方に、これといった正解はありません。
親子でルールを何度も話し合い、ルールを守らせる。ではなく、ルールを使って子どもが成長できる。そんな関わりを家庭で持っていただくことが大切になります。

実は、mamagirl さんでもスマホとの付き合い方についてインタビューをしていただきました。ルール作りのコツや具体的な関わり方など、詳しくは下記から記事を読んでくださいね。


ABOUT ME
森田 典子
森田 典子
大分市在住2児の母 中高の教職免許(英語)をもつ元教師の肩書に加え、JADP認定上級心理カウンセラー、ブレインアナリスト・プロの資格も保有。 現在は思春期の親子関係専門家として活躍中。/九州のママ集まれ!副代表/ お母さん達が、子どもの成長を願うのと同じぐらい自分の人生も楽しんでもらえるように日々活動しています!