お知らせ:大分県

自分のための休日をつくろう―映画「女性の休日」上映イベント-

大分のママ集まれ!を年間通して応援してくださっている賛助会員の株式会社OMOYA様。代表の猪熊真理子さんと、九州のママ集まれ!代表のもとむろが、ちょっと気になるタイトルの映画の上映とトークセッション&交流会を兼ねたイベントでご一緒するという噂を聞き、早速取材へ。上映後に予定しているトークセッションの登壇者4人にお話を伺いました。

自己実現させたい女性と一緒に考える場を

―まずは、主催者の一般社団法人ペンギンケア協会代表理事・太田直希さん、今回のイベントを企画した理由をお話いただけますか。

太田さん 私は20年行政の仕事に携わってきて、大分県が「子育て満足度日本一」を目標に掲げる中で病児保育の使いやすさの必要性を感じ、退職後に自分で事業を始めました。私自身、性によって役割を決めつけられたくないタイプ。だからこそ女性だからといって制限をされることなく自己実現させたいと思っている人と一緒に考える場をつくりたいと、映画「女性の休日」を上映するイベントを企画しました。

(太田さんはこの日オンラインで取材にご協力頂きました。)

―猪熊さんは映画をご覧になってどのようなことを感じましたか。

猪熊さん 「女性の休日」は、現在ジェンダーギャップ指数(※)で世界1位を誇るアイスランドを舞台にしたドキュメンタリー映画です。

※ジェンダーギャップ指数とは、各国における男女格差を「政治・経済・教育・健康」の4分野で数値化した国際指標で、数値が高いほど男女平等が進んでいることを示します。

この映画が描くのは、今のように女性の社会進出が進む“前”の時代。アイスランドで、働く女性も主婦も含めた女性の約9割が同時に仕事や家事を休むという、史上初のムーブメントが起こった一日を追っています。

「自分が休んだら、家族はどうなるのか」「職場は回るのか」

そうした不安や葛藤を抱えながらも、女性たちが“休む”という選択を通して、社会の前提そのものに問いを投げかけた姿が記録されています。
現在のアイスランドのジェンダー平等の進み具合からは想像しにくいほど、この数十年で社会が大きく変わってきたことにまず驚きました。

(株式会社OMOYA 代表の猪熊真理子さん)

浮き彫りにならない女性のモヤモヤした悩みを知って

―全国で上映されていて反響を呼んでいるそうですね。女性支援をされている立場からどんな方に見てもらいたいですか。

猪熊さん 私自身、一女性として、一母親として、丸一日休めるだろうかと考えたら「できない」という感覚が先に立ちました。多くの女性はそもそも映画を見る時間もないくらい、家事や子育て、仕事などやらなければいけないことをたくさんある。
私は「女性の休日」の上映を全国各地で後押しする実行委員会のメンバーですが、明確に浮き彫りになっていない悩みだけど何かモヤモヤとしたものが今の日本に渦巻いているからだろうと感じます。
自分のために映画を見ることができていない子育て中の女性だけでなく、誰かのためになっているのだろうかと日々悩みながら頑張っている女性にも見てもらいたいです。

(会社員の増田紗也さん)

―他3人と登壇する増田紗也さんはどう感じましたか。

増田さん 私は20代ですが、私の世代は男性が積極的に子育てに参画し、出かける時も「夫に子ども預けてきた」という友人が多いです。映画を見て「私たちの時代は恵まれているな」と思いました。

自分の心の声を聴く機会に

もとむろ 働いていたり子育てをしていると、友人と映画を見に行ってもこうやって感想を語り合う時間もないんですよね。日常の中で自分の心の声を聴く瞬間は優先順位が低く、自分がどんな考えを持っていて何を感じているかも置き去りにして過ごしていることはたくさんある。
今回はトークセッションの後、カフェに移動して感想や思いを話す交流会の時間も設けています。性を越えてみんなで考えられれば素敵だなと思っています。

(九州のママ集まれ!代表 もとむろ)

託児が無料(要予約)の上に、小学4年生から高校生まで同伴無料なのですね。

もとむろ 子ども主体の映画しか見られないお母さんたちも自分のために見てもらえるようにしました。子どもたちには誰かを消耗する世界で生きてほしくないし、自分を犠牲にしなくてよいことを伝えたい。当日はできれば子どもたちと一緒に見たいと思っています。

猪熊さん 子育て中の女性たちも自分自身を認めて、日々頑張っていることは当たり前じゃないと気付くきっかけになったらいいですね。

太田さん 自分の本当の気持ちに気づいた時に、人生の色合いが変わっていくかもしれませんね。

新しい年のスタートを心の休日を取ることから始めてみませんか?

映画でかんがえるわたしの生き方 シネマ&トーク&交流会『もうひとつの「女性の休日」』

開催日

2026年1月25日(日曜日)12:50~15:30(受付12:30~)

会 場 

  • 映画鑑賞&トークセッション シネマ5(大分市府内町2丁目4-8)
  • グループセッション&交流会 珈琲ショップhaze(大分市大手町2丁目2-11 那賀ビル205)

参加費 

1,000円(小学4年生~高校生無料) 

1歳~小学3年生の託児無料(要予約)

定 員 

20名

お申込み

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe62PvUlZlz9AbQUXimdVFulKAGEi8tivMTxXu86KxMctLNig/viewform

お問い合わせ

一般社団法人ペンギンケア協会(097-578-7612)

お申し込み締め切り 

1月18日(日曜日)

文:幸 咲子

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