コラム:ヘルスケア

更年期と上手に付き合いましょう

私ももうすぐ更年期世代。
心と身体のゆらぎが気になる今日この頃。
みなさんはいかがですか?

「更年期」をまず知ろう

中国最古の医学書である『黄帝内経(こうていだいけい)』には、「女性は7の倍数」で転機を迎えるとあります。

閉経は、49歳頃。
更年期とは、その前後5年(45歳から55歳頃)のこと。
中医学では、更年期におこる不調は、『腎(じん)』の衰えと考えます。
『腎』が衰えると、ホルモンや陰陽のバランスの乱れやイライラや憂鬱、不眠といった不調も起こりやすくなります。
*食生活の乱れ、睡眠不足等により、若い人でも更年期の症状のようなトラブルが現れる方もいます。

では、ゆらぎやすい更年期を穏やかに過ごすためには、どうしたらいいのでしょうか?

更年期の症状別対処法

*ここでは簡単な養生を書いています。気になる症状があれば、専門家に相談しましょう。

①ほてりや冷えが気になる『腎の不調』タイプ

このタイプの方は、しっかり栄養を取って、体力を養いましょう。
おすすめの食材は、松の実、桑の実、ごま、くるみ、黒豆、山芋、きのこ類など。

②不眠や動悸が気になる『心(しん)』の不調タイプ

このタイプの方は、血(血液・栄養・ホルモン)を補い、こもった熱を冷まし、心を安定させましょう。
おすすめの食材は、なつめ、小麦、百合根、苦瓜、手羽元、ぶどう、赤ワインなど。

③イライラや憂うつ感が強い『肝(かん)』の不調タイプ

このタイプの方は、腎を補いながら、氣血を発散させましょう。
おすすめの食材は、クコの実、菊花茶、ジャスミンティー、鶏肉、豚ヒレ肉、そば、栗、黒きくらげ、ブルーベリーなど。

更年期を穏やかに過ごすための養生

  • 朝食は、お野菜たっぷりのあたたかいお味噌汁を。
  • 睡眠を大切に。
    23時~3時は血を補い、新陳代謝を高めてくれる時間です。
  • こもりすぎはNG!
    30~60分の散歩は氣血を巡らせてくれるのでオススメです。
  • 友だちとおしゃべりしてリフレッシュ。
    おしゃべりは脳トレのひとつ。血流もよくなり、たまった氣も発散してくれます。
  • 症状がつらい時は、我慢せず周囲に話しましょう。
  • リラックス効果のあるお茶で一息つきましょう。
    ミントティーは、のぼせをすっきりと。
    なつめ茶やシナモンチャイは氣の巡りを整えてくれますよ。

今の私は、これまでの私でできている

更年期は、自分と向き合う時間。
焦らず慌てず、変化を受け入れましょう。

今、もし不調があるのであれば、食事や生活習慣を見直すことも大事です。

人生100年時代。残りの人生を楽しく過ごすために、”今”を大切にすごしましょう。

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Healthコラム担当:相良さちこ
中医学アドバイザー(医薬品登録販売者・幼稚園教諭)
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大分県大分市/漢方サロンみちかけ堂 20年近くの幼児教育に携わってきましたが、結婚を機に、中医学(漢方)の世界へ入り、現在は中医学アドバイザーとして、お客様のしんどいに寄り添うカウンセリングを行っています。 (保有資格) ●医薬品登録販売者 ●幼稚園教諭 ●保育士 ●ビューティーアドバイザー