ストレスを感じると自律神経が乱れ様々な不調が起こりやすいです。一度不調になると、気分も上がらず先の見えない不調が続き、楽しく過ごす事から遠ざかってしまいます。
今回はストレスに良い食事や、自分では調整しにくい自律神経を運動で整えていける方法を、ご紹介していきます。
自律神経ってそもそも何?
自分で意識してコントロールできないのが自律神経
私達の体の中では、毎日休む事なく心臓や内臓が動いています。それにより血液が流れて呼吸や体温調節が行われています。こうした無意識にコントロールしているのが【自律神経】なのです。
自律神経には2つあります。1つ目はやる気や集中力が増すが、働きすぎるとイライラや緊張が増す【交感神経】。2つ目は体をリラックスに導くが、働きすぎるとだるさや倦怠感につながる【副交感神経】。
この2つの神経が共に高い状態でいる事が、自律神経が「整っている」と言える状態です。現在の皆様はどの状態でしょうか?
自分の自律神経のバランスを知る事から対策へ
全部で4タイプ。あなたはどのタイプですか?
①はつらつタイプ(交感神経も副交感神経も高い)
【特徴】アクティブで疲れを感じにくい。落ち着いていて安定感がある。生きる活力や幸福感がある。
【性格】落ち込んでてもすぐリセットできる。考えをまとめて行動に移せる。
【対策】心身ともにベストな状態なのでそのままキープを。
②のんびりタイプ(交感神経が低く副交感神経が高い)
【特徴】やる気が出なく、だるさを感じやすい。ぼんやりしてる事が多い。日中も眠くなりやすい。
【性格】スローペースでマイペースと言われがち。大きなストレスもないが感動も薄い。
【対策】散歩や軽い運動で心拍数を上げ発汗する運動で交感神経を高くする。知らない道を通ったり普段と違う事をして刺激を作る。
③イライラタイプ(交感神経が高く副交感神経が低い)
【特徴】常にエンジン全開で攻撃的になりやすい。頭痛や肩こり首こりに悩んでる。浮腫みやすい。
【性格】責任感があり完璧主義。仕事や家事を優先し、自分のことを後回しにしがち。
【対策】ゆったりした呼吸をしながらのストレッチで副交感神経を高くする。追い込みすぎずゆったりした時間を作る。湯船にゆっくり浸かるのもOK。
④ぐったり無気力タイプ(交感神経も副交感神経も低い)
【特徴】激しい気分の落ち込みがありリセットできない。寝ても取れない疲れがある。活力や覇気がなく、顔色も悪い。
【性格】集中力がなく、何をするにも無気力。漠然とした不安や恐怖がある。
【対策】朝日を浴びて体内時計をリセットから。セロトニン(別名幸せホルモン)分泌を促し、良い睡眠につながる。好きな香りや飲み物を見つけて1日の中でプチ楽しみを作る。
ストレスに対抗する為の食事と運動
ストレスが原因でうまくいかないと感じた事がある人はとても多いのではないでしょうか?約束していた時間に計画しても、子供のイレギュラーな行動の対応や、道路が混んでるといった予想もつかない出来事も多いですよね。
ストレス要因が何なのか認める事も、怒りや悲しみを抑えるポイントの一つです。そこに更にプラスで食事や運動でストレスに強い体を目指しましょう。
ストレスにはビタミンB・C群
ストレスがかかるとビタミンB・C群が消費します。したがってストレス下では補給が必要です。なお、お酒の量が増えるとビタミンCが失われるので意識的に補う事が大切です。
ビタミンB群→豚肉・乳製品・レバー・納豆
ビタミンC群→野菜・果物
ストレスに良い運動は軽い有酸素運動
リフレッシュには運動がとても有効ですが、ストレス物質のホルモンを消費するにはどのような運動でも有効とは限りません。別名「ストレス物質」と言われてるコルチゾールという物質。このコルチゾールを消費する方法は、軽い有酸素運動です。
ウォーキングやサイクリングのような脂肪燃焼効果もある有酸素運動になるので、痩せたい方には一石二鳥!
自分を知る事から整う体へ
怒りの正体など自分と向き合う事で気持ちの整理がつき、一旦落ち着けます。気持ちの問題を気持ちで解決しようとしない事が大事です。
自律神経は自分で意識してコントロールできませんが、運動によってコントロール可能です。自分がどのような気分なのか、その気分によって運動を変えてみましょう。
そして、ストレスというのは時には人間関係など自分自身だけの問題ではないので、すぐに解決しない事もあります。だからこそ、自分で対処できる食事や運動で自分の体をご機嫌にして、毎日を心地よい日々にしていきましょう。