日本の英語教育では、英語力もあまりつかず英会話もできるようにならない!って本当でしょうか?大分で生まれ育った私が大学2年生までに日常会話レベルまで到達した体験をお話しします。
英語を学び始めたきっかけ
小学3年生の時、父の仕事の都合で夏休みの間イタリアに行く機会がありました。この時の英語力はゼロ。ハローという言葉すら知りませんでした。言葉でのコミュニケーションができないことがショックで日本に戻ってすぐにラジオの「基礎英語」を開始。それから当時NHK教育で放送されていた「セサミストリート」も見始めました。
イタリア語ではなく英語を始めた理由は単純に親の勧め。英語の方が便利だし、習いやすいだろうということと、中学校から始まる英語の授業に少しは有利になるんじゃないかという親の思惑があったようです。中学校2年生の時に父が2週間イギリス、フランスなどの旅行に連れて行ってくれましたが、その時には片言で意思疎通ができました。これが成功体験になり、さらに英語の勉強に熱を入れ出しました。
英語自習法
私の場合、日本全国どこからでもアクセスできるであろうラジオ「基礎英語」メインの自主学習が英会話の上達につながったと言っても過言ではありません。徐々にレベルを上げながら継続し結局小学校3年生から高校を卒業するまで9年間ほぼ毎日ラジオの英語講座にお世話になりました(やらない日ももちろんありました)。習慣になったらあとは自動運転的にただ続けるだけです。文法はわからないことが多かったのであまり気にせず発音練習(ひたすらリピート)と、会話を暗唱する練習が好きでした。子供は好きなことしかしないのです!
この自習法が学校の成績を上げる事に役立ったと言う実感はありませんが、結果として会話する力の基礎になりました。文化に親しむという意味でも、「セサミストリート」はとてもよかったです。キャラクターや登場人物たちも好き、短いアニメ等も楽しく、ビデオにとって飽きずに何回も見ました。画像がなくてもOKでカセットテープに音だけ録音して深夜に部屋のラジカセ(時代を感じますね・・・)で聞いたりもするほど好きでした。
「学校」の英語の授業は?
日本の学校での英語教育についてはよく批判の声を耳にしますが、基礎的な文法、単語力をつけるという面ではかなり役立ちました。私自身の意志だけでは数千語収録の単語帳一冊丸暗記なんて努力はしません。
特に高校の授業が厳しく、毎日の小テストのプレッシャーが単語力増強に役立ちました。文法について先生に質問できたり、時にはネイティブの先生と話す機会があったり、友達と一緒に学べるのも学校のいいところです。
日常的には塾に行きませんでしたが長期休み中だけ行った短期講座で1日で50文(!)暗記するという課題を出されたことがありました。この時暗記した文は今でも覚えているものがあり、しかもその文をもとにして会話していることもあります。ただ、先生が怖かったしそもそも塾が苦手だったので辛い思い出です。
次回はこの勉強法を続けた成果が中学校、大学など各ステップでどのように現れたか、それから自分で勉強するときの注意点などについてお話ししたいと思います。