コラム:暮らし

もしもに備えて〜女性のための防災〜

大分県では先月22日深夜に震度5強の地震が発生しました。
ここまで大きな揺れを感じた事は初めてとい方も多いと思います。
一方で、怖さと突然の出来事に身を守る行動ができなかった方も多いのではないでしょうか。

今回のコラムでは、女性防災士として、シチュエーション別での防災シミュレーション。そして女性のための防災グッズについて書きたいと思います。

私は現在大分市内で一人暮らしをしています。
今回の事で一人でいてもパニックにならないよう、あらゆる可能性を考えて備えておかないと感じました。
もちろんご家族とお住まいの方も大切な人の命を守るために改めて確認をお願いします。

みなさん近年の災害で防災の意識が高まっていると思うので基本的な所は割愛させて頂き、どんな状況でも冷静に判断ができるよう、【もしも〇〇な時に地震が発生したら】と題して見直してみたいと思います。

地震発生 ~自宅編~

もしも入浴中だったら?

頭を守りながら直ぐに扉を開けましょう。建物がゆがむと扉が開かず閉じ込められます。トイレも同様です。

もしも料理中だったら?

すぐにキッチンから離れた安全な場所に移動しましょう。
キッチンは頭上にも棚等がある事が多いため危険です。その後火をとめます。
避難時はブレーカーとガスの元栓をしめます。通電火災を防ぐためです。

地震発生 ~外出編~

エレベーターの中だったら?

ただちに行先階のボタンをすべて押して最初に停まった階でおりましょう。
閉じ込められても、扉を無理に開けず非常用インターフォンで通報し救助を待ちます。

車の運転中だったら?

ハザードランプを点灯して道路の左側に停止します。避難する時は鍵をつけたまま車検証をもって歩いて避難しましょう。

高速道路の場合では1キロごとにトンネルは500Mごとに非常口が設置されています。
停車して歩いて避難しましょう。

あらゆる状況を想定してシミュレーションを!

地震の時あらゆる状況をシミュレーションしておくと落ち着いて行動できるはずです。
初動は災害時に命を守る大切な行動です。
他の想定も各ご家庭でシミュレーションしておくといいと思います。

小さいお子さんには、気象庁の各地方気象台が読み聞かせ絵本など子供たちと初動について楽しく学べるツールを作っているので参考にしてみるのもいいかもしれません。

防災教育に使える副教材・副読本

とにもかくにも

  • 身を守る事
  • 避難経路の確保

だと私は思います。

女性向け防災グッズについて

そして女性向け防災グッズについて、一般的な防災グッズ+自分で用意したいもの

今回は自分で用意したい女性向けグッズを紹介します。
個人的にあるといいものなのでご自身でも見つめなおしてみて下さい。
私はこちらがあるといいなと思い用意をしています↓

  • ブラ付きのキャミソール
  • 防臭袋(汚物入れ)
  • ひも付きの笛(防災と防犯を兼ね備えて)
  • ナプキンやライナー
    下着を最小限にする意味でも安心ですし、ケガの際の止血にも役立ちます
  • ポンチョ (色のついた大きなビニールでも良し)
    着替えや簡易トイレを使う時に役立ちます

安いものでも十分です。まずは「備える」事を目的に準備しておきましょう。

私も今回コラムを書くにあたり、離れて暮らす家族と備えについて話をしました。
防災への意識を持つためにも家族を巻き込み話し合う事、一緒に準備する事も大切だと思います。

ご家庭であたらめて防災について話し合ってみてくださいね。

ABOUT ME
幸綾音
幸綾音
お天気キャスターを経て現在フリーリポーターとして活動中 現在出演番組 TOSゆ〜わくワイド&News 毎週土曜日11時30分〜 ほっとはーとOITA その他イベント司会、ナレーション、防災士