コラム:暮らし

大分県民、カリフォルニアに住む

海外在住の女性って、どんな生活してるのかな〜?って思われたことはないでしょうか?私は大分出身で、アメリカ在住歴16年になります。今回のコラムでは、アメリカ・カリフォルニア生活について少しだけお話しさせていただきます。

なぜアメリカに住んでるの?

妹と東京に住んでいた25歳の時アメリカ人の夫と出会いました。

レストランでたまたま隣のテーブルに座ったアメリカ人の夫と話が弾み(英語は自分でずっと勉強していて、日常会話は困らないレベルでした)意気投合。8ヶ月後に中野区役所に入籍届を出しました。2年半ほど東京でラッシュアワーの山手線通勤を頑張っていたのですが、派遣社員の仕事と当時は収入が低かった日本語教師の両立がつらく、同じく英会話講師の仕事に行き詰まりを感じていた夫と話し合い28歳で渡米を決断。大学院で勉強した後カリフォルニア州モントレー市で就職。現在はモントレー市の隣町シーサイド市に住んでいます。

カリフォルニア生活いいところ

市や町によって違うことがあると思うので私の経験からですが・・基本的には他人に干渉せず、気も使わず暮らせるのが、一番好きなところです。不満を溜め込んでも誰も察してくれないので自己主張が求められ、それをある程度は受け入れてくれる空気が私には合っていると思います。日々のストレスはかなり低くなりました。

カリフォルニアは他州と比較しても全般的に物価が高いですが、日本の食料、雑貨をはじめとした色々なものが比較的手に入りやすいのも嬉しいです。またアジア系の人が多いので、居心地良く住めています。

カリフォルニア生活で困るところ

よくいえばおおらかでざっくばらん、悪くいえば自分勝手でいい加減な人によく振り回されます。宅配便は予定通りにとどかない、修理屋さんは約束の時間に来ない、平日の夜中に大音量で音楽を流し庭でパーティーをする、休みを大事にしすぎるあまり仕事が終わってなくても残業しない(個人差あり。自宅でしているかも?)・・・迷惑を被る立場からすればイライラします。

ただし逆の立場に立ってみれば「遅れてもいいし、できないことがあってもいいし、うっかり人に迷惑をかけることもある!」ことが認められている?ともいえます。

異文化生活を少しでも快適なものにするには良くも悪くも今までの人生で培ってきた「こうあるべき・こうするべき」から解き放たれる柔軟性が求められるように思います。

これからやりたいこと

英語はもう嫌というほど勉強したので、いまだにわからない文法や、聞き取れない言葉もありますが生活できてるからいいやと割り切っています。死ぬまでにあと2ヶ国語は日常会話レベルに到達したいので、現在は毎日スマホのアプリでフランス語を勉強しています。スペイン語、ドイツ語、韓国語も話せるようになりたい!

そして退職後は短期間でも日本・アメリカ以外の国に住んでみたいです。

「ママ集まれ」のコラムでは、今後私なりの英語の学習法や仕事についてなどもお話しできたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。

ABOUT ME
ゼラー(千田)博子
ゼラー(千田)博子
米国カリフォルニア州モントレー市在住 モントレー市内の公立中学校の外国語(日本語)科教諭 大分上野丘高校卒業まで大分で育ち、大学では国文学を専攻。豪州、英国、東京を経て2006年に渡米。修士号取得後8年間高等教育機関で「外国語としての日本語」を教えました。 2017年に大学に戻りカリフォルニアの公立教員免許を取得、中学校の日本語教諭になりました。スキルとしての外国語ではなく人間力を高めるための外国語教育を目指しています。現在の実家は母の出身地鹿児島で、帰省の度に食・自然・温泉を満喫しています。