子育てをしていて悩みにぶつかっても、相談できる相手がいるだけでホッとできるもの。大分のママ集まれ!を通年で支援してくださっているNPO法人「子育て応援ワクワクピース」さん(大分市木上)は、孤立しがちな子育て中のママたちを支えようと、学童保育をはじめとするさまざまな支援活動に取り組んでいます。2026年からは、家庭訪問型の支援活動「ホームスタート」を新たに始めました。どんな活動なのか、お話を伺ってきました。
利用費無料で我慢しがちなママの悩みに寄り添う
最大の特徴は利用料がかからないこと。
「ママは自分のことになると我慢しがち。無料なら家族の理解も得られやすいし、相談しなくてもママ自身の判断でアクションが起こせる」と同法人理事長の漆間文代さん。
大分市在住の学齢期(15歳まで)の子どもを育てる家庭が対象で、子ども一人当たりの悩みごとの「柱」につき4回程度、最大8回まで利用できます。例えば、一人っ子で月齢に応じて違った困りごとが出てきたとしても、悩みの内容が違えばそれぞれで訪問が可能。漆間さんは「15歳まで利用できるので、子どもの不登校に悩んでいるママの支援にもつながるのではないか」と言います。

家事、育児代行とは違い、その場に親と子が一緒にいることが前提。親が家事をする間に子どもの面倒を見てもらったり、役所の手続きに同行してもらうなど、一人で全てを抱え込まなくてよい安心感が魅力です。

ホームスタートは利用者と最初に手をつなぐ大きな門
利用者の困りは「産後うつになりそうで心配」「県外出身で頼れる身内が近くにいない」「初めての育児だけど夫が忙しくて頼れない」などさまざま。多子やきょうだいの中に身体障がい児がいる家庭からの要望も少なくありません。そんな多岐にわたる困りを受け入れることができるのは、子ども食堂やフリースクールなど、ホームスタート利用後もつながれる幅広い“受け皿”があるから。
「ホームスタートは利用者と最初に手をつなぐ大きな門。利用費用が気になり、初めの一歩をためらうケースが多いですが、そこが無料ならつながりやすいし、支援を継続できる。困っていたら躊躇せず、連絡してほしい」。
現在は一緒に法人を運営する長女・一夏さんを出産後、初めての育児に強い不安を抱いて子育て支援の活動を始めた漆間さんの言葉からは、長年、みんなの居場所づくりにかかわってこられた温かい気持ちが伝わってきます。

ご近所同士で助け合って子育てをしてきた昔ながらのアットホームな雰囲気がホームスタートの良さ。困った時は気負わず、ワクワクピースさんの門をくぐると、希望の光が差しこんでくるはずです。
利用したいと思ったら…
まずは申し込みを。その後、支援内容や訪問日程を調整した後、利用がスタートします。
詳細は、ホームページで確認できます。

申し込み・問い合わせは
NPO法人子育て応援ワクワクピース
電話 090-3015-8158(漆間さん)
ホームページの申し込みフォームやインスタグラム(https://www.instagram.com/wakuwaku.peace/profilecard/?igsh=OHBmNTAya2ZuZHU0&utm_source=qr)
のメッセージからも受け付けています。
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ホームスタートとは?
イギリス発祥の子育て支援の仕組みで、世界22カ国、日本国内は約120地域(25年6月時点)に取り組みが広がっています。日本では認定NPO法人「ホームスタートジャパン」(東京)の指導の下、研修を受けたオーガナイザー(要資格者)がホームビジター(訪問ボランティア)を養成して活動しています。
ワクワクピースさんでは現在、40~60代のホームビジター6人とオーガナイザー2人が大分市内の家庭のサポートに当たっています。
(文・写真 幸咲子)

