お知らせ:大分県

じぶんに気づく4日間 人権入門講座

「人権」と聞いてどんな印象を持ちますか?
自分とは関係ない、遠い話のように感じませんか? 実は、私も同じような印象でした。

そこで、「人権ってなに?」と子どもに聞かれたら、私はなんと答えるだろ。と考えてみました。
ですが、いい言葉が出てこなくて、「簡単な伝え方」と検索してみると、一人ひとりが生まれた時から持っている「自分らしく生きる」権利のこと。とありました。

どうでしょうか?なるほど!と思われた方半分、わかるような。わからないような。という方が半分ぐらいではないでしょうか。
私は後者でした。

しかし、講師の方々とお話をする機会をいただき、また、人権について自分でも学んでいくうちに、なんて面白いのだろう!!と強く感じるようになりました。
今回、子育て中のママや私のように遠い世界の話だと思っている女性にも人権を身近に感じてもらいたいので、私の感じた面白さをお伝えさせていただければと思います。

相手と自分を知る

「当たり前」って何?


赤ちゃんの育て方ひとつとっても親世代と今の子育てママでは「当たり前」は全く違いますよね。
例えば、お風呂あがりの「白湯」も親世代では「当たり前」だったけれど、今は母乳かミルクというママも多いですよね。
このような些細な差で親子喧嘩になるはよくありますよね。

その他にも、県外のママにとって、大分県の常識は当たり前ではありませんし、女性の当たり前は、男性の当たり前ではないことがほとんどです。

ここでとても大事なことを人権は教えてくれました。
どちらが正しいとか間違っているとかの線引きで考えない!ということです。

私の親には白湯を飲ませたいと思う権利があり、私には母乳・ミルクでいいと思う権利がある! どちらの意見もそれぞれが持つ権利がある。ということです。

この考え方は、相手を認める。ということに繋がってくるのではないでしょうか。
例えば、「私には権利がある!だからこれでいい!」と考えを押し付けると、双方にイライラが募り、最終的には親子喧嘩・夫婦喧嘩・兄弟姉妹喧嘩、さらには、ご近所トラブル、ママ友トラブルにしかなりませんよね。

そうならないようにするには、やはり相手の考えを受け止める、知ろうとする、その機会を持ち続けることが大事なんだと私は強く感じるようになりました。

優しさのリレー

このように考えると、とてもハードルが高いと思っていた人権が、なんだかとても身近な出来事につながるように感じませんか?

「お子さんは変わっている子だね。」「お子さんは普通だよ。」 と言われた経験がある方がいるかもしれませんが、この差って、何なのでしょうか。

もし、あなたのお子さんが、人生や、社会の仕組みや境遇、生き方に迷ったときに、あなたはどんな声がかけられそうですか?

もし、クラスの隣の席の子が悩みを抱えていた時に、あなたのお子さんがどんな声がかけられる子になって欲しいですか?

今、あなたが感じたような子どもになってもらいたいと願いうなら、やはり親がまずは、今回のテーマを知り、感じたことを子どもに伝えていくことがとても大事なのではないでしょうか。

◉あなたに贈る言葉
「常識とは 18 歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない。」
物理学者アルベルト・アインシュタイン

自分らしさの向上

冒頭でも述べたように人権は「自分らしく生きる権利」です。
「自分らしく」というキーワードは雑誌やSNSの中でもたくさん目にしますよね。

「自分らしい働き方」「自分らしく育って欲しい」「自分らしく輝いてほしい」と言葉にするのは簡単です。

しかし、あなたにとっての「自分らしさ」とは何ですか?
自分らしくいたい。でも、自分らしさがわからない。
というループに陥ることはありませんか?

人権を学ぶと「自分らしさ」の本質が見えてくると私は感じています。
私たちが、常識と思っているかもしれないその考えは、偏見からきた常識かもしれないということに気づかないといけません。
これに気づいたとき、真の自分らしさがわかるのではないでしょうか。

私たちが取り組む理由

このように人権について知れば知るほど、人権と私たちのコミュニティは通じるところが多く出てきます。

私たちは、9つのサークルをみんなで取り組んでいます。
どこか1つだけが楽しくなるのではなく、みんなで協力し合いながら、みんながより豊かな日常になるよう繋がりを作ることが私たちのコミュニティです。

結婚して、出産して、歳を重ねていくと、徐々にですが視野は狭くなっていきます。
私たち女性の明るい笑顔は、周りを明るく豊かにさせる力があります。
そんな女性たちに、子育て中のママたちに、広い視野を持って人生を豊かに生きてもらいたい。と強く願っています。

みんなで一緒に考えて、子どもたちに周りのお友達に、大切な家族にそのバトンを渡していきましょう。

人権講座詳細

開催日時と講座テーマ

7月11日(火)13:00~17:30

1.人権総論(60分)13:10~14:10
「笑顔で元気!「1人ひとりが輝いて生きるために」」
 大分県人権問題講師団講師 マックビーン 光子

2.女性の人権問題(90分)14:15~15:45
「自分のこころとからだを大切に~包括的性教育から見る女性の人権」
 助産師 竹上智香

3.高齢者の人権問題(90分)15:55~17:25
「長寿社会の人権」
大分県介護福祉士会 副会長 雪松太樹

7月20日(木)13:00~16:20

4.性的少数者の人権問題(90分)13:05~14:35
「自分らしく生きる」~こころもからだもいろいろ、彩り豊かでええじゃん~」
ここいろhiroshima共同代表 當山 敦己

5.外国人の人権問題(90分)14:45~16:15
「外国人から見える日本」
スリランカ出身 スミット クマラ

8月25日(金)13:00~16:20

6.障がい者の人権問題(90分)13:05~14:35
詩人・車いすユーザー 豆塚 エリ

7.部落差別問題(90分)14:45~16:15
「次の世代につなぐために~同和教育が伝えてきたこと~」
元県立高校教員 岩永 哲雄

8月31日(木)13:00~16:20

8.子どもの人権問題(90分)13:05~14:35
「子どものSOS!キャッチできる地域づくり」
ソーシャルワーカー 中川 望

9.医療をめぐる人権問題(90分)14:45~16:15
なぜ、偏見や差別は生まれるの?~コロナ禍の医療現場で体験したこと~
大分赤十字病院 看護部長 横井直美

※1講座からの受講も可能です
※オンライン受講可能です
※大分県人権啓発講師としての登録には、講座2~9をすべて受講することが必要です。
詳細は下記URLからご覧ください。
https://mama-atsumare.com/archives/7958

受付時間(実会場)

当日12:30~13:00
第2部・3部から参加の方は、開始10分前までにお越しください。

実会場

大分県消費生活・男女共同参画プラザ「アイネス」2階大会議室(大分市春日町1-1)

申し込みフォーム

https://forms.gle/qMRW3NMYunBwyZNw5

申込期限

令和5年7月4日(火)まで

【注意事項】

  • オンライン参加をする場合の費用としてパソコンもしくはスマートフォン、及び通信料はご負担ください。
  • 申込み多数の場合は定員に達し次第募集を締め切ります。
  • 参加方法は「会場」もしくは「オンライン」が選択できます。申込みの際に、ご希望の参加方法を記載してください。なお、講座受講者は講座終了後一定期間録画視聴が可能です。
  • オンライン又は録画視聴での受講者は、受講後のアンケート提出をもって出席確認と致します。
  • 会場で参加される場合は、近隣の民間駐車場をご利用ください。
  • 手話通訳、要約筆記等を希望する方は、受講申込書の自由意見欄に記載してください。

よくある質問

・動画受講ができますか? 
はい。可能です。
一定期間動画の視聴が可能です。視聴後のアンケートの提出をもって出席といたします。

・動画受講の申し込みは必要ですか?
上記お申し込みフォームからお申し込みいただけますと、全員一定期間の動画が視聴可能となっています。
事前申し込みなしに動画のみの視聴はできませんのでお気をつけください。

・動画視聴でも出席となりますか?
はい。可能です。視聴後にアンケートをください。

・急にオンライン変更は可能ですか?
事前にご連絡ください。また、後日動画をご視聴いただくという対応をとらせていただく場合もございます。

問い合わせ相談窓口

合同会社co-e connect(コエコネクト)(担当:本室・森田)

事業受託者 合同会社co-e connect
〒870-0134 大分市猪野1239-1
電話番号 090-5943-0665
mail coeconnect2022@gmail.com
fax 097-502-4611

大分県のホームページ

https://www.pref.oita.jp/site/kokoro/r5-jinkennyumonkouza2.html

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