私たち大分ママ集まれ!の活動の1つに、子どもの古着(Tシャツ)から雑巾を作る「こぞうきんプロジェクト」という活動があります。
「なんで雑巾なの?」「もっと素敵なものにリメイクしないの?」
とお声をいただくこともあります。
私たちは、子どもたちがいつも使っているTシャツをママたちの手で雑巾にすることに価値があると考えています。
そのお話を少しさせて下さい。
私たちが雑巾を作りたい本当のわけ
私の子どもの頃の話です。
私が小学生の頃は、学校に持っていく雑巾は祖母が古タオルから雑巾を縫ってくれていました。
それを見て、私も祖母と一緒に雑巾を作って学校に持参したこともあります。
でも、今、小学校の廊下にかかっている雑巾はどれも同じ大きさで、同じ厚み、同じ素材です。そうです。購入した雑巾です。
私も雑巾を作ることはしなくなりました。
今は作るよりお店で買う方が、はるかに安く、手間もかからず揃うからです。
雑巾だけではありません。
ティッシュペーパーもそうですね。
特にティッシュペーパーは、私の子たちは使い放題と思っている節があります。
水をこぼしたらタオルで拭けばいいのに、テッシュを何枚も引き抜いて拭いてしまう。
もちろん、ティッシュだから使用したらポイです。
「もったいないでしょ。」と言っても、
子どもたちの感覚からすれば、「テッシュがなくなったら買ってきたらいいじゃん。」
なのではないかと感じています。
お店に行けばなんでも揃ってしまう便利な現代社会で、子ども達だけではなく、私たち大人もその製品・商品がどうやって作られているのか、実際に目にすることはほとんどありません。
お米は白い状態で畑に実っている、魚はお刺身の状態で海を泳いでいると思う子もいると聞いた事があります。
それも、仕方ないのかもしれません。
ほとんどの商品は作るものではなく、買うものであり、使い終わったら捨てる物です。
でも、実際には、無限なんて存在しません。
私たちは限りある資源を大事に使っていかないといけません。
大きな事ではなく、家庭でお母さんと子どものできる規模で、
物は大事にしていこうね。
物は人の手を加えたら、さまざまに形を変えることができるんだよ。
ということをリアルに子ども達に感じてもらいたい。
その第一歩になれたらという想いがこのプロジェクトの根底にあります。
だから、子ども達がいつも着ていたTシャツが、手を加えることで全く違う形の雑巾になる。
という、この非常にシンプルな変化は、どんな子ども達にはわかりやすいのではないかと思うのです。
更に、子ども達の大好きなお母さんたちの手で物が形を変えていく、時には子どもも一緒に作る、この流れが子ども達、そして大人である私たちにとっても何事にも変えがたい価値のある事ではないかと考えています。
ゴミも減らせる
この「こぞうきんプロジェクト」は子どもに物の大切さを伝えるだけでなく、実際に環境にもやさしい取り組みです。
先日、大分のママ集まれ!で、大分ママスリフト(お譲り会)を開催しましたが、スリフトにお持ちいただいた服はお譲りできる状態の服です。
しかし、着られなくなった服の何%ぐらいが、譲れない状態の服だと思いますか?
20%ぐらい?50%ぐらい?
いえいえ、実は、70%弱もの服が譲れない状態の服なのです。
(シミがある、穴があいている、生地が毛羽立っている、型崩れしているなど)
この7割弱もの服を捨てながら、かたや雑巾を購入するという行為は、子どもに「携帯で漫画や動画を見ながら、勉強しなさい」と言う行動と同じだと思いませんか?
私たち母親にできる規模で、ゴミを減らしながら、子ども達にはモノづくりを身近に感じてもらう、そして、身の回りの物を大切にしてもらう気持ちを育んでもらう。
そんな活動を一緒に取り組みませんか?
裁縫が好きな方も、裁縫が苦手な方も私たちの想いに賛同してくださる方なら大歓迎です。また、古着を提供してくださるだけでも私たちと同じ仲間です。
今回、6月末までに100枚のぞうきんを作ろうチャレンジを開催します。
ぜひ皆様の応援とご協力をよろしくお願いします。
こぞうきんプロジェクト詳細
こぞうきんプロジェクトに参加したい方
- 女性であること
- お子様連れ不可(裁ちハサミや針を使うため)
- 裁縫が好きな方
- 裁縫は苦手だけど活動に興味がある方
- リメイクが気になるかた
- 一緒にわいわい楽しみたい方
集める古着
- 生 地 綿生地に限ります
- サイズ 120cm 以上のTシャツ
- 柄 物 柄物・色物でも大丈夫です
回収方法
大分ママ集まれ!のサークルイベントなど、対面イベント事に回収します。
イベントに参加できない方は一度ご相談ください。
(注意)条件に合わず雑巾に使用できない生地の場合は回収ができません。お持ちいただいても、受け取れない場合がございますごとご了承くださいませ。
制作方法は2種類
- 合同deこぞうきん製作会に参加する
大分のママ集まれ!が用意した会場にみんなが集まって一斉に作業をします。
ミシンを持っていない方、裁縫はちょっと苦手だっけど活動に参加してみたい方にもオススメです。
スタッフが布の切り方、縫い方を説明しますので、一緒に楽しく作成ができます。 - 自宅で製作する
会場に出向いて一緒に製作はせず、自宅で作成していただきます。
ミシンや裁ちハサミなどが自宅にある方に限ります。
作り方については事前に説明をさせていただきます。
出来上がったこぞうきんは1学期末に回収となります。
ママ達の愛情と共に生まれ変わったこぞうきんは、教育・福祉現場等に寄付させていただきます。
5月 合同deこぞうきん製作会 日程
- 5月12日(金)・・・ 別府市公会堂 研修室2(和室)
- 5月18日(木)・・・ 明治明野公民館 研修室1
時 間: 10:00−12:00
持ち物: ミシン・裁ち鋏・まち針・チャコペン・120センチ以上の綿服(※あれば。持ち物は必須ではありません)
参加希望の方は大分のママ集まれ!公式LINEに
合同製作会参加希望
・名前
・希望会場
を明記の上、ご連絡いただけるとスムーズです。
作成日に雑巾に使える古着も回収します。作成には関われないけど、古着が家にある方はお時間内にお持ちいただけると助かります。
- 生 地 綿100パーセント生地に限ります
- サイズ 120cm 以上のTシャツ
- 柄 物 柄物・色物でも大丈夫です
(注意)条件に合わず雑巾に使用できない生地の場合は回収ができません。お持ちいただいても、受け取れない場合がございますごとご了承くださいませ。
詳しくは、↓でご確認ください。